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 楽知ん研究所の仲間がアメリカのミネソタ州はミネアポリスにある
バッケン博物館に見学に行きました。

 この博物館は、アール・バッケン(Earl Bakken)さんという
心臓のペースメーカの改良・販売で財を成した方が収集していた
資料や文献、実験器具類などを元に設立した民間の博物館です。
最近には児童向けの教育プログラムに重点を置いての活動しているそうです。
展示するだけでなく,研究所も兼ねているところがユニークで魅力的です。

 今回遠いアメリカのバッケン博物館にまで見学に行ったのは
 
「たのしい科学の伝統や科学教育に立ち返るために
 素敵なお金の使い方をしているモデルを見たい!
 それは今後の楽知ん研究所の活動にも関わってくるかもしれない」

と考えたからです。

 それでは,仲間の報告を元に,この見学の様子を紹介していきたいと思います。



 品のいい素敵な建物ですね~。これがバッケン博物館です。
やっぱり日本の科学館とか博物館のイメージとは違います。
個人の邸宅を博物館にしたもので,すぐ隣は湖なんだそうです。

 

 ここにある図書館にはフランクリンの原著もあります。
写真はノレという人の本ですが,見る限り手のひらサイズ!ですね。
貴重な本なので,〈本を置く専用の布団?〉と〈本を開きすぎないための枕〉
の上で,〈蛇のヌイグルミ〉のしおりを使って読むんだそうです。

 司書の方がとても優秀な方で蔵書の内容をほとんど把握されているとか,
スゴイ!蔵書を生きた研究資料にするにはこういう人材が必要なんでしょうね。



 この起電機の大きさといったら!
残念ながら触ることができなかったそうなんですが,たくさんの
起電機や実験器具があったそうです。

 フランクリンの発明した楽器アーモニカもあったのだとか!

 

 

 なんとバッケン博物館で〈びりりん〉(全部ではない)と
バンジーチャイム演奏会をやってしまったそうです。
アメリカの人が「ひらひら君」をつけているのは新鮮な感じです(^^;

 

 そして,館長さんともお話しすることができたそうです。
時間が短かったことや,通訳を介さないと会話できないことで
色々と難しかったようですが,それでも報告を聞く限り
収穫は多かったと思います。

 その後,昨年のフランクリン研究会でも活躍した吉川さんの
静電気実験の実験器具を紹介して,実際にお客さんにも参加してもらい
実験を見てもらうことができたそうです。
これにはスタッフの方も驚いていたそうです。

 言葉が通じないため,ちゃんと通じ合えているか不安だったみたいですが,
スタッフの方も関係する実験器具を紹介してくれて,閉館間際になって
通じ合えたことが分かったそうです。

 私はこの見学には参加しなかったのですが,それでも報告を聞いて
かなりワクワクすることができました。今回色々と世話をして頂いた
現地の伊東さんとジムさんには本当に感謝申し上げます。

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